マレーシア人(イスラム教徒)と日本人の結婚手続き

マレーシア人と日本人の結婚手続きについて、もうすでに忘れかけていますが、かろうじて覚えているうちに記録しておきたいと思います。

私も手続きをするにあたり沢山の先人達のブログを参考にさせていただきました。
が、残念ながらうちの夫はボルネオ島コタキナバル出身のサバハン。いろいろ違うこともありました。

私が参考にさせていただいたように、どなたかのお役に立てれば幸いです。

はじめに

私たちは現在首都クアラルンプールに住んでいます。
彼は自営業なので自由が利きますが、私は会社勤めのため自由にお休みが取れません。
なので、当初はクアラルンプールで手続きを完了させる予定でした。

マレーシア国内ですし、まぁ多少の何某かはあってもできないことはないでしょうと。高を括っていたのです。
それがですよ…

できるかどうかを確認したくて方々に電話をしましたが、誰も電話に出ない。

やっと出たと思ったら、「あ、それは別部署だから電話回すね。お待ちください~」って保留、次に出た人にもまた転送され、転送され、転送され、切れる。
This is Malaysia(笑)

マレーシアのお役所関連は基本夫に任せきりなので、私は他人事で見ていられるのですが、夫がストレスMaxでブチギレ寸前だったこと、HIV検査の結果が西マレーシアでは有効ではなかったことで、大人しく夫の地元で手続きすることになりました。

※ストレスがすごかったのには言葉がすんなり通じない、という点も大きかったと思います。
マレーシアの公用語はマレー語で、一応同じ言葉を話しているんですが、サバ州はクアラルンプールに比べると話すスピードが早いらしく、プラス方言により日常生活でもよく通じ合えていない場面に遭遇します(笑)

地元での手続きに伴い、仕事をしながら遠隔地での手続きは時間の面でも費用面でも無理すぎたので、私は一か月ほどお休みをもらいました。

前置きが長くなりましたが、ここから実際の手続きを順を追ってお話ししま~す。

日本で戸籍謄本を取得

そろそろ結婚しよか~というタイミングで帰省したこともあり、戸籍謄本は自分で役所に行きもらってきました。
帰国しない場合は日本にいるご家族や友人に代理申請をお願いするか、郵送での申請ができると思います。各市区町村のウェブサイトでご確認ください。

念のため2通もらってきました。

婚姻要件具備証明(独身証明書)と出生証明書の取得

上記の戸籍謄本を持って、在マレーシア日本大使館から発行してもらいます。
申請の方法などは在マレーシア日本大使館のこちらのページで確認できます。

申請を終えると取りに来る日時を書いた紙をもらえます。
が、私はすっかり忘れてしまい、再度予約を取って伺いました。指定された日以外に伺ったにもかかわらず、ものすごくスムーズに受け取れました。さすがジャパン。大好き。

私が参考にさせていただいた先人方のブログには『この2つの書類をマレーシア外務省で認証してもらう』というステップがあったのですが、コタキナバルではありませんでした。

マレーシア側での手続きは、マレー語が話せない私は役立たずで基本お任せきりなので、私が見落としているだけの可能性もありますが、最後までこの2つの書類にマレーシア側からのスタンプ等はありませんでした。

結婚前研修

イスラム教徒は結婚前に研修を受けなければいけないそうで。

私も受けなければいけないと思っていたため、2人で申し込みをしましたが、どう見ても外国人な名前は私だけ(笑)
夫が確認したところ、マレー語のみのため外国人は受けなくていいとのこと。わーい\(^o^)/

ちょっとした研修なら面白そうだし、言葉がわからなくても参加したかもなんですが、これなんと土日のまるまる二日間あるんです。朝から夕方までみっちり。

ただ帰ってきた夫の話を聞くに、お金の管理の仕方や良い関係を維持するためにストレスをどうコントロールするかなど、イスラム関係なく結婚する全員が受けたほうがいいのでは、と思える内容でした。

もらってきた冊子の内容も、結婚だけではなく授乳の方法など今後起こりうること全般をカバーしているようでした。残念ながら全部マレー語なので今のところ全く読めません。

よく考えてみると、私この時点では改宗しておらず、免除されたからよかったものの、申し込む前に改宗した方が本当はいいんだと思います。

イスラム教への改宗

個人的には最大の難関。
自ら改宗する方でない限り、心理面でのハードルがめちゃくちゃ高いパートになるかと思います。

改宗も勝手がわかるコタキナバルで行いました。実際にやらなきゃいけないこととしては簡単です。
この辺りはネットで検索していただければ、ちゃんとしたものが沢山出てくるかと思います。

実際直面してどう感じたのか、全部を吐き出したい気持ちもありますが、センシティブなトピックなので控えておきます。

HIV検査

改宗、夫のご両親への挨拶のため帰省したので、ついでに認定の病院でHIV検査も受けました。

ロックダウン時には毎日使った(もう何年か使っていない) My sejahteraで予約できます。
うろ覚えですが外国人料金でRM90ほどかかりました。

同じ時間に予約していたカップルと一緒に診察室に通され、一緒に検査前の説明を受けます。私のためだけに説明がすべて英語になってしまい申し訳ない。。。

実はこの時はまだクアラルンプールで結婚手続きができないか模索している最中だったのですが、検査後にドクターから、こっちでの検査証明書は西マレーシアでは有効じゃないよ‼と言われ、コタキナバルでの手続きが確定しました。

サバ州イスラム宗教局でフォーム提出

州立モスクの横にあるMuisで専用フォームをもらいます。フォーム自体はHIV検査を受けた帰省時にもらっていました。もらってから実際提出するまで、一回クアラルンプールに戻っていたりで一か月ほど間が空いています。

フォームをもらった時に窓口の方に私たちがそろえてある書類を全部チェックしてもらい、不足がないことを確認しておきました。外務省の認証スタンプがない独身証明書と出生証明書を出しましたがPerfect!とのことで、一安心。

フォームは紙一枚ではなく4枚つづり位を2人分で、書くところがいっぱいあります。

さて、ここで問題になるのがNikahの日。日にちを決めてフォームに記載して出さなきゃいけないんです。
この後の手続きがどのくらいで終わるかよくわかんないのに、決めなきゃいけない。
決めなきゃいけないってことは家族が来る日程も合わせて決めなきゃいけない。

私は結婚式とか披露宴とか微塵も興味がなく、どちらかというとやりたくないタイプで、日本でいう所の婚姻届けだけ出して終了~っていうつもりだったんです。
が、Nikahは必須だと。

せっかく儀式的なものしなきゃいけないんだったら、うちの家族も呼んどく…⁇一回しかないことだし…と、海外旅行に不慣れな家族を召喚することに。

家族が来れる日程、ここなら手続きが終わるだろうというライン、万が一終わらなかったときのための予備日、私のお休みが終わるデッドライン、いろいろ考えて何とか日程を決めて提出。

イミグレーションで許可証をもらう

Muisにフォームを提出するとイミグレーションに提出する用のLetterがもらえます。提出後2営業日で受け取れました。
それを持ってイミグレーションへ。

きっちり7日後に取りに来るように連絡がありました。

これを持ってまたMuisに行き、承認をもらってWali Hakimの申請に持っていきます。

Wali Hakimの申請

イスラム教では結婚の際後見人が必要で、通常父親など家族の男性になってもらうんですが、それもイスラム教徒でなければだめ。もちろん私の家族はムスリムではないので、裁判所に行き結婚後見人代理の証明書をもらいます。

Muisの承認をもらって裁判所に行ったところ、提出の受付は午前中のみとのこと。
翌日出直すことにしてフォームだけもらって帰宅。

書類の記入を始めると、『地域のリーダーまたはイマムのサインが必要』とΣ( °ω° )

地元とはいえ何年も住んでいない地域で、夫も、え…誰…それ…?状態。
とりあえずMuisに戻ってサインしてくれるイマムがいるか確認。すでに夕方5時を過ぎていたため帰ってしまったと…

翌日時間内に出直せば対応してくれたのかもしれませんが、デッドラインが決まっておりすべてをなるはやで終えたい私たちは地域のリーダーなる人を探すことに。
夫が調べてWhatsAppでコンタクト。明日の朝、家に来てくれればサインするよ~と確約を得てこの日は終了。
WhatsAppで気軽に連絡できるのいいですよね。

何としてもこの日の午前中に書類を出したいので、朝からリーダーのお家に伺いサインをもらいました。
そのまま裁判所に直行!

誰も正確なタイムフレームを教えてくれないので、書類を提出してどのくらい待たなきゃいけないのかがずっとわからない状態なんです。この書類を今日提出して、実際裁判官と会ってインタビューをうけるのがいつなのか、そしていつその証明書をもらえるのかがわからない。

すでにNikahの日を決め、家族が来る段取りまでしている。間に合わなかったててへ(*ノωノ)ではすまない。

ははるばる来るのは私の家族なので、私としては失敗してもごめんね~、ま、マレーシア観光楽しんでって!ぐらいの気持ちですが、夫のプレッシャーは半端なかったようです。

妻の家族が揃って、仕事も休みを取って日本から自分たちのNikahのために来てくれるのに参列してもらえなかったらどうしよう、と。
(あまりにも先が読めなさ過ぎて、家族には予防線張りまくってました(笑) 頑張るけど、万が一予定通りにできなくて、ただのマレーシア旅行になったらごめんね、と。)

さて、午前中しか受け付けていないという書類を提出するため朝イチで裁判所へ。

ここから一体どのくらい待たなきゃいけないんだろうね…と思いながら順番を待ち、書類を提出。窓口でRM36払うと、上の階に行くようにとの指示。
夫も私もこの日は受付・申し込みだけだと思っていたのですが、なんとこのまますぐに裁判官との面談を受けられると!!

待合室には何組か、おそらく様々な理由で待っていましたが、入っていく先の法廷は確か二部屋あり、1時間も待つことなく呼ばれた気がします。

私たちを含む3組が同時に呼ばれ法廷内に入ります。

が、誰もいない。裁判官席があり両サイドに原告・被告側の席があるTHE 法廷な室内に誰もいない。呼ばれた3組だけが傍聴席に座っている状態。

どういうことかと思っていると、法廷内の横にある事務室的なところ?でやるとのことで、そちらに1組ずつ呼ばれて行きます。

裁判官からの質問に答えなければいけない、ということは英語…どうしよう、何の準備もしてこなかったな…と怯えていたのですが、裁判官が英語を話せなかったのか、何一つ直接聞かれませんでしたwww

ずっと夫とマレー語で話し終了。

なれそめとか聞かれてました。裁判官と書記官らしきおじさんと夫の三人がめちゃくちゃ笑っていたシーンがあったのですが、後から聞いたら「で、どっちからアプローチしたの?」という質問に回答していたとのことでしたw

大変和やかにインタビューが終わったら、窓口で後見人代理の書類をもらって終了。
朝8時半頃に着いて、12時前に終わりました。

Muisに戻ります。

Nikah

裁判所でもらった書類をもってMuisへ!ここでやっとNikahの日取りが確定します!
希望日としてはフォームに書いて出してるんですけど、手続きが終わらないことにはNikahできないので、ここでやっと確定です。

予定していた日に予約を取り、後は当日を待つだけ。

⑥でMuisにフォームを出してから約12日でここまで完了しました。
Nikahは約12日後。

予定通りの日程でできることが確定し家族に報告。やっとプレッシャーから解放され、当日着る服を準備したり、メイクや写真撮影の手配を始めました。

夫はこのままコタキナバルにとどまり、私は自分の家族を迎えにクアラルンプールに戻ります。家族は初めてのマレーシアなので、数日クアラルンプールを観光しコタキナバルへ。

NikahもMuisで行われます。

事前にYouTubeで動画を何個か見てはいたんですが、地域差なのか違いが大きくて何を予習するべきなのかよくわかりませんでした(笑)
よくわからないことに時間を割いても仕方ねぇ!出たとこ勝負だ!という悪い性分が出てしまい、右も左もわからんまま臨みました。

是非勉強しておいてください。意味が分かると、ちゃんとより特別な瞬間になると思うんです。

うちの家族も、何が起きてるのかよくわかんなかったね~という感想でした(笑)
ジュルニカー(儀式を執り行う人)が夫の緊張をほぐすべくずっと話しかけてくれていたので、いつ始まったのかよくわからなかったのが原因です(笑)

Nikah自体は待ち時間を含めても小一時間ほどだったと思います。
どのタイミングでもらったのかあやふやですが、Nikah後に仮の結婚証明書をもらえます。
正式なのは一か月後にもらえるとのことで、また来なければいけません。

婚姻証明書を受け取る

さてNikhaを終えて、正式な夫婦となりました。
が、正式な結婚証明書がもらえるのは約一か月後。

生活の拠点はクアラルンプールで、仕事にも戻らなければいけないのでお家に帰り普通に生活。
仕事の都合もあり約一か月半後に婚姻証明書を取りに行きました。

正式な証明書2枚を受け取り、別のフロアで写真撮影、カードの作成をお願いします。
カードは確か翌日か二日後にもらえた気がします。

日本側での婚姻届提出

マレーシアでの正式な婚姻証明書をゲットしたので、これを元に日本の婚姻届も出します!
Nikhaから三か月以内に提出する必要があります!

三か月を過ぎると「遅延理由書」の提出も必要になり、作る書類が増えるだけなので早めに終わらせましょう!
こちらも日本大使館のページをご参照ください。

日本の婚姻届とマレーシアの婚姻証明書を出すだけかと思いきや、イスラム系婚姻証明書・イスラム教入信カード・マレーシア人配偶者のICカードそれぞれの日本語訳が必要です。
あと発行から6か月以内の戸籍謄本2通。

結婚手続き用に持ってきたものでは期限が切れていたので、追加で家族に送ってもらいました。事前にここまで確認して、家族が来るときに持ってきてもらうべきでしたね…

マレーシアの婚姻証明書はほぼ英語の記載もあったので、大変助かりました。
が、宣言的な部分はマレー語のみだったのとイスラム教の言葉をどう日本語にするのかは悩みました。カタカナにしたところで普通の日本人は意味わからないじゃないですか。
謎のこだわりを発揮し、日本の文化背景を持つ人が日本語で読んで同等の理解ができるものにしたい、と思ってしまいまして…しかし私はマレー語はできませんし、イスラム教についても勉強を始めたばかりでわかることのほうが少ないので、グーグル翻訳先生を多用、最終的にはChat GPTに修正をお願いしましたww
現代でよかった。


まとめ

以上が私たちの結婚手続きでした。
日本で戸籍謄本をもらったのが2023年11月、日本側での婚姻届け提出が終わったのが2024年6月。

いや~長かった。日本人感覚からすると長かったけど、コタキナバルでやったことでかなり早く終わったと思います。
実際クアラルンプールでHIV検査を申し込もうとすると3か月待ちとかなんです。私たちのパターンにプラス3か月したら、ほぼ1年ですからね。
実際に手続きを始めてから1年近くかかっている日本人×マレーシア人カップルもいらっしゃるようなので、何度かのフライト代・宿泊費がかかったとはいえラッキーでした。

2024年上半期時点での情報で、諸々変わることもあると思いますので、お手続きの際は各国の最新情報をご確認ください。

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